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エチオピア イルガチェフェ G-1 ウォッシュド(100g)
エチオピア イルガチェフェ G-1 ウォッシュド(100g)
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花のように香るコーヒー
スペシャルティコーヒーの世界で、まるでワインのようにその名を語られる産地がいくつか存在します。エチオピアの「イルガチェフェ(Yirgacheffe)」は、その代表格です。
「華やか」「フローラル」「紅茶のよう」──。
この豆を表現する言葉は、どれも芳香と繊細さに満ちています。本記事では、スペシャルティコーヒーの原点とも呼ばれるエチオピア・イルガチェフェ G1 ウォッシュドについて、その風味特性、産地背景、精製方法、そして「G1」という格付けの意味まで、丁寧に解説していきます。
イルガチェフェとはどんな地域か?
イルガチェフェは、エチオピア南部のシダモ地方、ゲデオゾーンに属する小さなエリアです。コーヒー生産の歴史は非常に古く、地元の小規模農家が世代を超えて伝統的な栽培を行っています。
この地域の標高は1,800〜2,200mと非常に高く、寒暖差のある気候、豊富な降雨量、そして肥沃な赤土(火山性土壌)が、コーヒー豆に独特の風味をもたらします。
農園というよりも、数百〜数千の小規模農家が庭先農園(ガーデンコーヒー)として栽培しており、収穫されたチェリーは地域のウォッシングステーションに集められ、精製されます。この地域全体での品質への意識の高さが、イルガチェフェの名を世界的に高めてきたのです。
G1グレードとは?
エチオピアでは、コーヒー豆の等級をG(Grade)で表現し、G1〜G9までに分類します。その中で最も高品質なグレードが「G1(グレードワン)」です。
G1グレードに分類されるためには、次のような条件をクリアする必要があります。
- 欠点豆が極めて少ない(300g中0〜3個以下)
- ハンドピックによる厳格な選別
- 完熟したチェリーのみの収穫
- 均一な精製処理
つまり、G1は「豆の見た目が美しい」だけでなく、「味わいのクリーンさ・精密さ」にも直結する品質ランクなのです。イルガチェフェのG1は、エチオピア国内でも最上級の評価を受けており、スペシャルティロースターから常に高い需要があります。
ウォッシュド精製とその影響
イルガチェフェでは、ウォッシュド(Washed)=水洗式精製が長年の主流です。これは、収穫したチェリーの果肉を除去し、発酵槽でミューシレージを分解、洗浄・乾燥させるプロセスです。
この方法によって生まれる味わいは、非常にクリーンで透明感があり、明るい酸味とフローラルな香りが際立ちます。
ナチュラル精製に比べて、ウォッシュドは「輪郭がはっきりした味」になる傾向が強く、イルガチェフェG1の華やかで繊細なキャラクターをより純粋に表現するのに適しています。
どんな風味が楽しめるのか?
イルガチェフェ G1 ウォッシュドは、スペシャルティコーヒーらしい立体的な風味構成が魅力です。典型的なカッピングノートとしては、以下のような表現が用いられます。
- ベルガモット、ジャスミン、レモングラスなどのフローラルな香り
- 紅茶のような繊細でなめらかな口当たり
- レモン、ライム、ピーチ、白ぶどうなどのジューシーな酸味
- 冷めると現れるハニーやシュガーケーンの優しい甘味
苦味はほとんどなく、酸味が主役ですが、それは決して尖った印象ではありません。むしろ、柔らかく、余韻に心地よく広がる「明るさ」のような酸です。
このようなフレーバーは、特に浅煎り〜中煎りで引き出されやすく、浅煎りにしても十分な甘味と香りがあり、焙煎度合いによる表現の幅も広い点が特徴です。
抽出のポイントと楽しみ方
イルガチェフェ G1の繊細な香味を最大限に引き出すには、お湯の温度は約90℃、抽出時間は約3分がひとつの目安になります。
中細挽き~中挽きで、比較的すっきりとした透過式抽出(ペーパードリップ、V60など)を選ぶと、クリーンで華やかな一杯に仕上がります。湯温を上げすぎるとフレーバーが強調されすぎてバランスを崩すため、丁寧な温度管理が重要です。
また、豆の個性が際立っているため、ブラックでそのまま楽しむのがおすすめです。食後の余韻を味わいたいときや、静かな朝の一杯としても最適です。
エチオピア=スペシャルティの原点
スペシャルティコーヒーのルーツを語るうえで、エチオピアは欠かせない存在です。そもそもアラビカ種の原種が自生していたのは、エチオピア南西部の森林地帯です。
その中でもイルガチェフェは、いわば「原点の中の原点」。
農薬に頼らず、環境との共生の中で育てられる豆は、自然が生んだ芸術品のような存在とも言えるでしょう。
また、イルガチェフェでは今も多くのロットが「在来種(エチオピア原生種)」のままで栽培されています。標高や環境に適応してきた数百年単位の遺伝子が、その土地のテロワールと呼応しながら、複雑で個性的な風味を生み出しているのです。
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コーヒーの先入観は忘れて飲んでほしい味!
上品で爽やかな酸味が飲み終わった後にも残って、贅沢な気持ちになれました。
ホットもいいけど、やっぱりアイス✨
コーヒーが苦手な友人に淹れておかわりしたくらいだから、私もおすすめします💯
スイーツの味も邪魔せず、むしろ時間が経つ毎に一口ずつ味変を楽しめる感じ。
これは本当にコーヒー!?とびっくりするくらい、香りがすごいです!
まるで花束やフルーツティーのような、華やかで甘い香りにまず癒されます。
一口飲むと、レモンやピーチみたいなジューシーで爽やかな酸味がキラキラしていて、ゴクゴク飲めてしまう軽やかさ。コーヒーらしい苦味はほとんどなくて、後からやってくる蜂蜜みたいな優しい甘さが、また最高なんです。
「コーヒーは苦くて濃いもの」というイメージが、きっと覆されるはず。コーヒーの新しい扉が開くような、特別な気分にさせてくれる一杯でした。休日の朝や、リフレッシュしたい時にぴったりだと思います!
フルーティなコーヒー。
普段飲んでいるコーヒーの概念が変わりました。
紅茶のような香り、酸味があるけど、飲みやすい。
ワンランク上のコーヒーを体験できました。
おすすめです。
コーヒーにこだわりがなかった日常でしたが、スペシャルティコーヒーで初めてこの「イルガチェフェ」というエチオピア産のコーヒーを飲んだ時は、自分の中のコーヒーという概念が覆りました!
パックから開けた時、豆を挽いた時に広がる香りも最高で、飲んでみると今度は口の中に広がるフルーティーな味わい!
何もかもが最上級でございました★★★★★
普段飲んでいるコーヒーとまったく違う味わいでした。淹れた瞬間から花のような香りが広がり、口当たりは甘いフルーツのような感触。コーヒーは苦いものという固定観念が崩れ、コーヒーに対する考え方が根本から変わる味わいです
どの豆にしようかな?とおもったらまずこちらを選ぶと間違いないとおもいます